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2025年4月LOBO調査結果(早期景気観測調査)

LOBO調査は全国各地の商工会議所が参加する全国規模の早期景気観測調査です。

業況DIは、消費マインド低迷等が足かせでほぼ横ばい。
先行きは、トランプ関税への懸念から慎重な見方

 全産業合計の業況DIは、▲18.5(前月比+0.7ポイント)。サービス業は歓送迎会需要や観光需要により、ハレの日関係の利用が増えた飲食店が押し上げ、改善した。製造業は、サービス業からの引き合い増加で、飲食料品関係を中心に改善した。小売業では新年度需要はあるものの、消費マインドの低迷が足かせとなり、ほぼ横ばいとなった。建設業は資材価格や労務費の高騰で悪化し、卸売業は建設業からの引き合い減少やガソリン価格の高騰で悪化した。新年度需要や観光需要は好調なものの、人手不足が継続しているほか、ガソリン価格やコメ価格をはじめとしたコストが増加している。今後への不安感から消費マインドが低迷しており、中小企業の業況はほぼ横ばいにとどまった。